徒然技術日記

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星野リゾート OMO7 旭川で2週間ワーケーションをした話【2020年】

去年(2020年)の話になりますが, 伊豆大島に引き続き,旭川でも2週間ワーケーション(リモートワーク+観光)をしてきたのでどんな感じだったのか紹介します.

nodaguti.hatenablog.com

使用したプラン(今年も実施中!)

使ったプランは,星野リゾートの都市観光ホテル OMO7 旭川が提供していた「憧れのリモート書斎プラン」です.これは15〜30連泊限定で素泊まり1泊3000円になる格安プランだったので,今回は最低泊数の15泊16日で申し込みました.

www.hoshinoresorts.com

さらに予約後に GoTo トラベル対象にもなったので,実質的に一泊1500円弱で泊まることができました!

星野リゾート予約システムの予約詳細画面

このリモート書斎プランですが,なんと今年も継続して提供されています.

www.hoshinoresorts.com

しかも7泊からでも OK と使い勝手が向上しています.予約サイトの表示によると残念ながら今年のプランは初めから「GoTo トラベル対象外」と明記されていますが,それでも充分お得なプランだと思います.

OMO7 旭川では「スキー都市宣言」として近隣へのスキー場へ無料送迎バスを出すなど,ウィンタースポーツへのサポートも充実させているので,平日は仕事をして休日はスキーを楽しむという滞在はいかがでしょうか?

www.hoshinoresorts.com

出発〜宿到着

今回が人生で初めての北海道でした.到着してから周辺の散策や買い出しなどを行いたかったため,余裕をもって AIR DO 83便 11:15 羽田発 12:50 旭川着の飛行機を選択しました.

空港の出発ロビーでキャリーバッグの上にリュックサックを載せている様子

空港に到着し,自動チェックイン機でチェックインをしようとしました(AIR DO に乗るのも初めてだったので,スキップサービスの存在に気がついていませんでした).

しかし,予約確認番号を入力して発券しようとするも「ご指定の航空券は見当たりません」というようなエラーが出て発券できません.2回,3回と試すも同じでした.

ここでふと時計を見ると,そこに表示されていた時刻は 11:10.予約した便の出発時刻を再度確認すると 11:15 でした.路線検索サイトで到着時刻を指定するつもりで出発時刻の欄に入力してしまい,空港に到着したときには保安検査場の通過時刻を過ぎてしまっていたのです!

すぐにカウンターの方に相談したところ,「まだ飛行機が出発していないので次の便に振替いたします」とのことで,17:15発18:50着の便に振り替えていただけました.今回はたまたま離陸前に気がつけましたが,もし離陸してしまっていたらと考えると背筋が凍りました... あのときのグラウンドスタッフの方,本当にありがとうございました.

意図せず6時間の待ち時間が発生してしまったので,ラウンジで本を読みつつひたすら時間を潰し,なんやかんやで来た飛行機に乗り,ようやく旭川空港に到着しました.

「ようこそ旭川空港へ」と書かれた案内板 10.2度を指している空港の時刻温度計

そこからさらにバスで1時間揺られ,20時に宿に到着しました.

宿の部屋の様子.備え付けのベッド2台がL字型になっていて,ベッドの間に机がある.

部屋はスタジオルームという最も狭い部屋を選びましたが,コンパクトで機能的にまとまっていて充分快適でした.

仕事環境

宿の部屋を窓側から見た様子.手前から机,ベッド,ユニットバスがある.

部屋での仕事は,写真の手前にあるカウンターのようなテーブルですることになります.

PC だけなのでテーブルの広さはさほど問題になりませんが,ベッドに座ることになるので座面と床の高低差が小さくやや窮屈なこと,背もたれがないので長時間の作業にはあまり向かないことが難点かもしれません.私はよく壁に寄りかかって斜めに向いて作業していました.

また,テレビもかなり小さく,HDMI ケーブルを持っていきましたがサブディスプレイとしては使えないものでした.

一方で,一階のカフェスペースやラウンジは開放感があり快適な作業スペースでした.平日の昼間はほとんど人がいなかったため,会議がなければここでずっと作業することができました.無料ドリンクやお菓子も置いてあり,最高の環境でした!

カフェスペースの様子.手前に無料ドリンクが置いてあり,奥にテーブルと椅子が並んでいる. ラウンジの様子.テーブルとソファーが置かれている.

インターネットは星野リゾートなだけあって高速な WiFi が全館完備されており快適でした.

また,OMO7 にはあの『サ道』にも掲載されているサウナプラトーが併設されており,仕事上がりに無料でととのうことができました.

omo-hotels.com

浴槽や洗い場も広く,人も少なかったので気持ちよくリフレッシュできました.

食事

書斎プランは素泊まりなので,食事は自分で調達する必要があります.幸い OMO7 は市街中心地に近い好立地で,サツドラ (サッポロドラッグストアー)やイオンが徒歩圏内,繁華街の3・6街も近いので買い出しや外食には困りませんでした.

Map provided by OpenStreetMap

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駅前のイオン

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飲み屋が軒を連ねる5・7小路ふらりーとも近い

朝食

OMO7 の地下に電子レンジが設置されていたので,朝食はイオンで買ったパックごはんと納豆を食べていました.また,野菜不足を懸念して青汁の素を牛乳で割って飲んでいました.

机の上に乗ったパックご飯,納豆,牛乳,青汁の素の箱

到着翌日に買い物に行って,スーパーに大量の牛乳が並んでいるのを見て北海道を実感したりしていました.

大量の牛乳がスーパーの棚に並んでいる様子(その1)大量の牛乳がスーパーの棚に並んでいる様子(棚の続き)

昼食

お昼は歩いてすぐのところにある地元で有名な「七福弁当」というところによくお弁当を買いに行っていました.

colocal.jp

中身は決まっておらず,予算と好みのおかずを伝えると店員さんがその日のおかずからいい感じにチョイスして作ってくれます.400-500円くらいでお腹いっぱいになれるのでとても嬉しいお店でした.

透明なプラスチックパックが二つあり,左側は白米が詰まっている.右側にはハムカツ,のりメンチ,さつま揚げ,マカロニサラダ,煮物などのおかずが入っている.

たまに旭川ラーメンを食べに行きました.

焦がしラードがのっていてスープが真っ黒なラーメン
ラーメン蜂屋の醤油ラーメン
透明なスープにのり,チャーシュー3枚,煮卵がトッピングされたラーメン
ラーメンすがわらの塩ラーメン

夕食

市内に1800店以上あるという飲食店を大いに満喫するべく,夕食は基本的に外食していました(もちろん一人,黙食,店員さんと会話するときは常にマスクを着用するなど感染対策はしっかり行っていました).

ginneko.co.jp

「ぎんねこ」さんで旭川名物新子焼きを食べたり

テーブルに乗っている焼き鳥串と奥に焼き網 新子焼き

bashotrip.com

孤独のグルメにも出てきた「自由軒」でクリームコロッケを食べたり

ご飯,クリームコロッケ,メンチカツ

robata-yukar.info

ホッケと刺身で地酒を楽しんだり

ホッケ,白身の刺身,ホタルイカの塩辛,日本酒(国士無双)

daikoku-jgs.com

本場のジンギスカンを堪能したり

ジンギスカン鍋に野菜とラム肉が乗っている

www.shichirinya.info

旭川名物ホルモン焼きと道産サフォーク赤身肉の焼肉を食べたり

ホルモンがテーブルにのっている サフォークの赤身

していました!

ちょうど「5・7小路ふらりーと」ではスタンプラリーを開催していて,足繁く通った結果3店舗のスタンプが集まり,なんと道産の新米真空パックセットがもらえてしまいました.商店街の方々ありがとうございました!

新米300gの真空パックが9つ格子状に入っている箱.ゆめぴりかが6つ,ななつぼしが3つ入っている.

店舗の情報はホテルのロビーの大きな地図に紹介されていたほか,OMOレンジャーという地元ガイドの方と街巡りをして教えていただくことができ,たくさんの飲食店から迷わず美味しいお店をチョイスすることができました.

ご近所マップとして壁に取り付けられている巨大な地図に,近隣の飲食店情報が書き込まれている様子

11月の旭川の気候

初めての北海道ということで寒さにはかなりビビっていましたが,11月は大体0度〜10度くらいと,東京の真冬と同じくらいでさほど寒くはありませんでした.東京の2月くらいと違ってわりあい薄着な周りの人を見ていると,次第にこちらも寒くないような気がしてくるから不思議でした.

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マフラーをつけたサックス奏者と犬の銅像

滞在中一回だけ最高気温が0度近くまで冷え込み,雪が降ったことがありました.ロードヒーティングのおかげなのか凍りつくこともなく数日で溶けていきましたが,紅葉と雪が同居する幻想的な風景でした.

OMO7 の前で雪が降って道路が白くなっている様子 赤く紅葉した木に雪が降り積もっている様子

散歩・観光

宿から10分くらい歩いたところに,市のシンボルとして親しまれている「旭橋」があります.

旭橋.トラス状のアーチが上部にあり,アーチ中央が丸く膨らんでいる.

ここからいつも石狩川に沿って遊歩道を散歩していました.

川沿いの遊歩道の様子.雨上がりで路面が濡れて空が反射している.

休日には旭山動物園旭川市博物館に行きました.

まだ雪が積もっていなかったので残念ながらペンギンのお散歩は見ることができませんでしたが,展示の方法や掲示物に工夫がされていておもしろかったです.

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ペンギンのトンネル
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手書きで書かれた説明板
こっちを向いているアザラシのぬいぐるみ
かわいい

博物館では,関東の学校では学ぶことの少ないアイヌの方々について詳細に解説されていて,とても興味深く勉強になりました.

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アイヌに関する展示

おわりに

立地の制約もありホテルに篭っていた伊豆大島と違い,旭川ではまさに暮らすように滞在しながら,仕事にグルメに観光にと街を思う存分味わうことができました.

今回は晩秋でしたが,真冬だと厳寒と雪で全く違う雰囲気の滞在となりそうです.スキー旅行を兼ねてぜひまたワーケーションしてみたいと思う体験でした!