インターンシップの応募にお祈りされた原因を分析した (Microsoft, はてな, Yahoo! Japan)
これは以下の記事の派生記事です.
選考に落ちた企業について,その原因を探ってみたいと思います.今後応募される方の参考になれば.
Microsoft
MSR (Microsoft Research) ではなく MSD (Microsoft Development) の方です.書類選考で落とされました.
提出物
- 履歴書 (日本語): A4 1枚
- 履歴書 (英語): A4 1枚
- プログラミング経験とプロジェクト内容をまとめたドキュメント: A4 3枚以内
所感
マイクロソフト、アビームのインターン選考。ES通過!(マイクロソフトはテクニカルスクリーニングで落選) : 就活奮闘記
には,
学歴フィルターかと思ったが、同じ大学の同期で落とされた人もいたので、ある程度大きなプロジェクトを作っていれば通過したのではないか、という結論。
と書かれていたので,chaika の開発もしているし書類選考は通るだろうと高をくくっていました.
しかしながら書類審査で見事に落選.原因として考えられるのは,
- 英語の履歴書が適当すぎた.
- プロジェクトについてのアピールは専用のドキュメントがあるし書かなくていいかなーと思って省いた結果,スッカスカの履歴書になってしまった.
- プロジェクトの中から1つ選んで詳しく説明する必要があるのだが,そこで ESChat を選んでしまった.
- 「プロジェクトの目的」「工夫した部分」などが chaika だと書きにくいと感じたからだが,結果的にあまり大規模なプログラムでないものを選択してしまった.
あたりかなと考えています.
はてな
はてなは書類選考のみで合否が決まります.東京在住の自分にとっては,京都観光もできるし,はてなは界隈では有名ということもあってかなり志望度は高かったものの,残念ながら落選.
通知メールには「最終選考まで残った」旨が書かれていましたが,
はてなインターン、最終選考まで残ったって書いてあるけどこれ全員同じですよね多分
— icchy (@icchyr) 2015年7月9日
という見方も当たらずとも遠からずな気がします.
提出物
Google のフォームを使った応募画面でした.
これまでの制作物や研究内容などをまとめたポートフォリオのほか,「言語経験」「担当したいサービス」などを記入する小設問があったように記憶しています.
所感
これは純粋に「宿泊費を負担してまで東京からわざわざ呼び寄せてもらえるだけの技術力がなかった」という一点に尽きるかなと思います.
過去のインターン生の Github とかを見てみても,とても敵わないなという方が多いですし,仮に同程度の技術力の人がいて,一方が京都住まいでもう一人が東京だったとしたら,京都の人を選ぶでしょう.特に関西圏でない学生は,京都に住んでいる学生に比べてかなり選考通過のハードルが上がるのではないでしょうか?
はてなの場合は,毎年インターン生に課している事前課題を Github で公開している(2015年度事前課題, 2014年度事前課題) ので,インターン生でなくても腕試し的に解くことができるようになっています.また,事前課題を解くにあたっては上記リポジトリを fork して解答をアップロードするようになっているので,参加者の Github アカウントも探ることができます.このあたりから,はてなインターンに要求される技術力を推察することができるかもしれません.
Yahoo! Japan
フロントエンドばかりではつまらないかなと思い,最近インフラ周り(特にインフラを仮想化するあたり)が盛り上がってきているように感じていたので,そういう方面のインターンに参加してみるのもよい経験になるのではという考えから,あえて「クラウドインフラストラクチャコース」に応募しました.
結果としては,書類選考通過→面接落ち でした.
提出物
- 書類選考
- 学業で力を入れたこと,または研究内容 (500字)
- 一番自信のあるプログラムについて (300字)
- (論文の発表経験がある場合) 論文の概要について (300字)
- 面接
- 履歴書
- (要求はされていないが) ポートフォリオを印刷したものを持って行きました.
所感
面接は終始なごやかな感じでした.しかし,あとでサイバーエージェントの面接を受けた時に気付かされたのですが,Webサービスをサーバー側含めて運用したことのない人間がインフラコースに応募するのは無謀だったようです.
手取り足取り教えてもらおう,という意識ではなく,期間前後を含めて集中的に学びたい!という姿勢でいたつもりだったのですが,やはり未経験ということは大きかったです.面接でも JavaScript でこういうもの作りました! という話がメインになってしまったため,おそらく面接官の内心としては「なんでこいつこのコースに応募してきたんだろう?」という感じだったことでしょう.結果的に甘い気持ちでいた私の落ち度と言えます.
ただ,ポートフォリオを持参したことはかなり好印象だったように思います.
http://www.alperithm.jp/?p=256www.alperithm.jp
の記事でもオススメされている通り,面接時の話の種にもなるので,かなり有効だと思います.
まとめ
- もっと技術力を高めよう.
- 「興味がある」だけでは選考に通らない.実績が伴っている分野のインターンに参加しよう.
P.S.
- 作者: ゲイル・L・マクダウェル,村井 章子
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